(井筒製作所やカシムラ等の)BF、B3プラグ問題と(井筒製作所の)青いBFプラグのこと

現在出回っているコードがないプラグ一体型の充電器などを海外旅行者が持って旅行しているようです。

イギリスに行く場合、ちょっと問題がありそうなことがあります。









充電器が斜めになってしまいますよね。 現代の会社は、例えばヤザワは下の写真のようにしています。 井筒製作所の製品をお使いの人は海外用の延長コード(200V)を買うか、そのまま使うかです。 (ヤザワの製品は中国製で、そこではこいうヒューズのない製品を作っているのです。)

このように縦になっているのはBFプラグの場合、ヒューズを内蔵しているからです。縦になっているともっと安全なのです。だからBFプラグはこのままでいいと思います。

B3プラグも最初はヒューズ内蔵の設計だったので、同じように縦になっています。これは今後変えてもいいかもしれません。

ただ、市場の勝者カシムラは井筒製作所と同じ安全性を重視した蓄光、光るプラグアダプターを作っています。なので井筒製作所の問題とかのようなタイトルは間違っています。





青いBFプラグとはJTBトラベランド限定のプラグです。今はもう売られていないはずです。井筒製作所の製品として品番は2500です。差し込み口にシャッターがついています。それはほこりや水を防ぐのではなく、ただただ感電防止のためなのです。イギリスの家の壁にあるコンセントは下の2つのピンを受けるコンセントの部分がシャッター付きでアースのピンがまず入らないと開きません。それは安全のためです。オーストラリアのコンセントはスイッチ付きで、電気を流したい時にスイッチを押すだけでいいのです。だからあまりプラグをコンセントから抜きません。(一部の人だけ)

とにかくイギリスで子供が金属棒をコンセントに差し込んで感電しないような安全対策がイギリスではとられています。すべてのコンセントがそうでなければいけないのです。

井筒製作所はその規格の趣旨を尊重して、わざわざシャッター付きに設計したのです。そしてプラグピンの部分もイギリスの規格に準じて絶縁防止被ふく(スリーブ)(英語insulator)にしています。トラッキング現象や感電を防止します。こういう安全対策は2500にはされたのですが、もう一つの2555の黒いアダプターにはされなかったようです。ヒューズも2555は5Aで、2500は13Aです。製造する時間はやはり2555の方が早いですし、あまり長時間使われるものでもないですから、2555がもっとも多く出回っているようです。

しかしシャッター付きというのは日本では井筒製作所にしかできないことです。他社は絶対しません。やっているのは井筒以外にWonproだけです。Wonproはこれの特許をもらっているようです。

最後に、多数の旅行者がどうやってプラグをこの斜めのシャッターに差すのか困っていたようなので、Wonproのおすすめのやり方を紹介いたします。

正しい方法: 斜め45度にプラグを差し、その後、ふつうの90度にする。

間違った方法: ただいつもと同じで、90度に差そうとする。だいたいの場合は差せません。だって目的が子供にさせないようにすることですから。


受けのバネもちょっと違った形をしています。

斜めにシャッターが付いています。

シャッターの仕組みは2つのばねです。
絶縁防止被ふくが付いている方が見た感じがいいと思います。